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振り返れば・・明日が見える
朝食

私の母は 料理が上手だった

日常の食事に限らず  誕生日や正月 お盆・・・すべてのシチュエーションで手作りだった

昔の女性はみなそうだったに違いないが、母は研究熱心で、いろいろな料理に挑戦し熱心にとりくんでいた。

そんな母がいつも私に言っていたことがある。

「ね、料理を一番美味しく食べるコツって・・わかる?」

「・・・・・」

「あのね、出来上がった直後の熱ーーーーい時に、ふぅはっ  ふぅはっ・・って食べるのが一番美味しいんだよ。 これは作っている人間の特権だね」

そう言って 台所でつまみ食いさせてくれた。
ホントに、なべの前で食べる、菜ばしに刺さった芋の天麩羅や出来立てのお吸い物の味見は最高だった

だから食事が出来上がると、

「ほら、ご飯出来たよ・・・早く食べんね・・・」と母の声が家中に響き渡っていた。


ある日、私は 結婚を決めた

母ははりっきって散らし寿司を作った

絹ごし豆腐のお吸い物を横に添えて

「ほら、裕至さん、遠慮せんで食べなさい。 熱かうちが美味しかよぅ」

背広の袖口をせわしく気にしている裕至ちゃんに 母は遠慮なく大声を上げる

「あらーっ なんばしよっと うちで 遠慮することなかぁーー、 吸いもんは冷めたらおいしゅうなかけん

「はい・・はい」と小さく返事をしながら必死に吸い物に手を付けた裕至ちゃんの姿を見ながら母は満足そうに笑っていた。

しばらく後になって、裕至ちゃんが相当な『ねこじた』であることを、聞いて気の毒にと思った、

出来立ての一番美味しい吸い物を・・・と裕至ちゃんが座るのを待って椀に添えた母の思いやり

ねこじたなのに・・・目を白黒させながら、熱い吸い物を一生懸命飲んだ裕至ちゃんの思いやり

結婚して16年目・・・最近ちょっとした小競り合いがある熟年の夫婦になりました、
不満や悪口がちらほらと

そんなある日、三色そぼろ寿司に豆腐の吸い物添えながら

16年前の人の思いやりをちょっと思い出し、明日からもうちょっと仲良くしようと思った夕食でした


「あの時ね、僕死ぬかとおもったんだよ」 大声で笑ってごめんね





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歳時記 | 13:11:43 | Trackback(0) | Comments(4)
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2009-09-06 日 23:37:13 | | [編集]
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2009-11-09 月 09:48:58 | | [編集]
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2011-12-09 金 00:05:39 | | [編集]
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